Emergent Rhythm

リアルタイムAI音響合成とAI画像生成を用いたライブ・パフォーマンス

2022

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「Emergent Rhythm」は、リアルタイムAI音響合成とAI画像生成によるオーディオ・ビジュアルDJパフォーマンスです。

本作は、AIを用いた音楽制作、DJパフォーマンスの未来を探る一連の試み、「AI DJ Project」の第三弾として制作されました。AIと一曲づつ交互に選曲する「Back to Back」の DJパフォーマンスとしてスタートし、リアルタイムに音楽生成するAIと即興演奏を行った第二弾を経て、音響合成と画像生成を用いた本作へと進化しました。

「Emergent Rhythm」というタイトルが示すように、本パフォーマンスの焦点は複数のAIモデル間の、そしてアーティストとのインタラクションから創発する音楽的・視覚的な「リズム」、周期的なパターンにあります。ビジュアルに関しては、過去から未来へといった時間的な周期性だけでなく、宇宙から原子構造といった複数のスケールを跨いで共通するパターンの周期性に着目。Stable Diffusionモデルを用いて100万枚以上の画像を生成し使用しました。複数のAIモデルをステージ上で操り、その場でリズムやメロディーを生成し、オーディオ・ループを組み合わせることで音楽的展開を構成していきます。

既存の曲を選曲するDJセッションから、その場で曲を生成し、観客の反応に合わせて展開を生み出すライブパフォーマンスへと、DJ行為そのものを再定義しながら、本プロジェクトは進化を続けています。

Performances

2022.12.8 | MUTEK.JP (Shibuya Stream Hall, Tokyo) 2023.12.9 | Craft Alive (Daikanyama UNIT, Tokyo) 2023.6.14 | Soanr+D/+RAIN Film Festival 23 (Barcelona, Spain) 2023.10.21 | Digital Art Zurich 23 (Kunsthaus, Zurich, Switzerland)

Articles

note – Making of “Emergent Rhythm” — リアルタイムAI音響合成を用いたライブ・パフォーマンスの裏側note – 画像生成AIを活用したオーディオビジュアル表現 – MUTEK.JPでの開発事例

Credits

Concept, Machine Learning & Performance: Nao Tokui (Qosmo) Visual Programming: Ryosuke Nakajima (Qosmo) Visual Programming: Keito Takaishi (Qosmo) Dancer: Masumi Endo Movement Director: Maiko Kuno